イカの死因
 イカは飼えないとされていた1970年頃、イカの死因は精神的ストレス説が主流だったという。イカを小さい水槽に入れると回遊するうちに狭いので壁にぶつかり、1日ぐらいで精神ストレスのため落ち着かなくなり、さらに壁への衝突が激しくなってついには外傷を負って死んでしまうという説である。

松本先生の仮説 (1980年のイカ水槽での写真)
 生物が生きれないということは、環境が原因に違いない。ならば、徹底的に環境を分析すればいいと松本先生は思ったという。3年の努力の結果、行き付いたのはアンモニア濃度だった。アンモニアを吸着し、測定できないほどに濃度を下げるとイカは何日か飼うことができた。さらに、アンモニアを分解するバクテリアを積極的に培養するバイオフィルターを採用することで、60日の飼育に成功した。

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